歯科では歯や口の中の健康を維持するために、むし歯の治療や義歯の製作などが行われますし、口の中に腫瘍が出来た時などはまず歯科に行ってどのような状況であるのかを診療してもらうことも出来ます。
診療を行うのは病院と同じように国家資格を持った歯科医師が診療を行い、同じく国家資格を有する歯科衛生士が補助を行うこともあります。
国家資格を取得するためには、歯科診療に関する知識や技術などをあることは条件となりますが、実際の治療についてはそれぞれの歯科医師によって専門分野や得意な分野があるため治療方法や治療の結果も異なるので、より専門的な治療を受けるためには、矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科などを専門とする歯科診療所などを利用することになります。
矯正歯科では歯の位置や顎の形状などを正常なものにするための処置が行われるもので、治療をすることで外見を正すだけではなく様々な身体の不調も正すことが可能となっています。
小児歯科は18歳以下の成人になるまでの小児を専門に診療する歯科で、患者の成長や発育についても配慮して治療を行うのが特徴となっています。
歯科口腔外科ではむし歯などや歯周病以外の口の中の治療を、外科処置に治療するものです。
外科処置が行われることから医師が治療を行うものと思う人も多いようですが、日本では歯科医師が治療を行うことになっています。
その他にも、審美歯科・歯周科・高齢者歯科・歯科麻酔科など、専門的な治療を行っている歯科医院も存在しますので、歯科医師に行く前にどのような症状であるかを把握した上で、歯科診療所の内容なども良く考えることが大切です。
歯科医師や歯科衛生士などとして診療を行う場合も、自分の得意な分野や希望する仕事内容などを把握して、就職先を選ぶことが大切です。
歯科診療に携わる人の多くが歯科診療所に就職したり自ら診療所を開設することになりますが、その他にも研究所や一般の企業などでも歯科診療の資格が必要となる仕事を募集しています。
